2016年2月16日火曜日

惜別 急行はまなす 東北北海道ツアー

3月で廃止となる急行はまなすはこれまで上りのみ、指定席、自由席、B寝台上下の乗車で青森からの下りとカーペットシートに乗りたいと思っていたところ1/16の下段が1ヶ月前10時打ちでアッサリ取れた。カーペットシートはサンライズのノビノビ座席と同様に指定席料金だけで横になれお値打ちだ。


1/16(土)はまなす乗車の青森までは仙台経由。先月駅伝応援行けずに乗れなかった開業したばかりの仙台市営地下鉄東西線と昨年春に開通した仙石東北ライン乗車が目的。

まず伊丹から仙台に飛びアクセス線で仙台駅へ。仙石東北ラインを待っているとその前に新庄行きのリゾートみのりがやってきた。
 リゾートみのり発車
リゾートみのり発車後に折り返しとなる仙石東北ラインのディーゼルハイブリッド車が到着。それぞれ電化されてるが電圧が違うのでハイブリッド車が導入された。
塩釜を過ぎて渡り線を通って仙石線に入るが信号で3回停車する。待っている間に仙石線の上りが過ぎて行った。
高樹町・矢本間は線路を内陸側に移して最後に復旧した区間。津波被害最大の区間で11年の駅伝応援の午前中に代行バスの車窓から眺めた。野蒜駅で下車。駅前はまだ整地中で果たしてこれからどれだけ住宅が建つのだろうか。
 新しい野蒜駅舎
鳴瀬川橋梁を渡り次の陸前小野も降りつぶし。駅には売店がありきっぷ販売も受託している。石巻までのきっぷと地元東松島産の海苔を購入。
 陸前小野を発車し鳴瀬川橋梁を渡るハイブリッド車
石巻では石巻線乗継待ちの間に「マンガッタンカフェ・駅」で昼食。その後石巻線未乗区間の女川まで乗りつぶし。本数少ないので折り返し列車で戻ることにすると滞在時間は30分。駅舎には温泉と物産販売所が併設。駅前通りも新しく土産物屋や食事処がならんでいる。道は港までの途中で工事中の柵で行き止まり。柵の向こうには津波で横倒しになった交番がそのままになっている。復興はまだまだ先のようだ。
 新しい女川駅舎

 倒壊したままの交番
女川は秋刀魚が名産のようなのでさんまパン、さんまパイ、さんまかりんとうを土産に購入し仙台に戻る。

仙台で青森へ移動前に12月に開業したばかりの仙台市営地下鉄東西線乗りつぶし。
 
1日乗車券のドニチカきっぷを買ってまずは西方面の八木山動物公園へ。途中大町西公園・国際センター間の広瀬川を渡る橋梁部と青葉山・八木山動物公園間の竜ノ口渓谷を渡る橋梁部は地上となる。
八木山動物公園からは東の終点荒井へ。こちら津波被害を受けた若林区で周りの復興はまだまだこれからと感じた。

1/16(土)19時頃青森に着いてまず腹ごしらえ。「田酒あります」の貼紙に惹かれ駅前通りの食堂おさないでホタテひも刺身と真鱈じゃっぱ汁をアテに一杯。1時間ほどで切り上げ485系白鳥96号新青森行きを見納め。雪が降りしきり4年前の日本海見送りの時を思い出す。
 白鳥発車
はまなす入線は2136頃。
 はまなす入線
本日は寝台が1両増結して3両、指定席ドリームカー2両、自由席2両、のびのびカーペット1両の計8両編成。上段は向きが進行方向になって隣りはいないのでお得だ。カーペットは電気カーペットになってるのが北国らしいが低温火傷防止のため減灯してる間は電源が自動的に切れる。暖房が効いてるので特に点ける必要は感じなかった。
  
 
2218青森発車。2240前に減灯。2300頃津軽今別を過ぎたくらいで上野行きカシオペアとすれ違う。
函館到着前に目が覚める。函館には7分遅れて050頃到着。機関車付け替えで30分ほど停車。ホームに下りて作業を見物。
 
1/17(日)510頃点灯、目が覚める。札幌には定時の607到着。623回送を見送る。
実用的で良い列車なのになくなるのは惜しい。車両は残して北海道デスティネーション・キャンペーンでやったように道内一周する団体臨時列車を走らせて欲しい。
1/17(日)朝はまなす回送見送った後12月に開業した札幌市電の環状化区間を乗りつぶしに行く。
乗継きっぷを買って地下鉄南北線すすきの駅で乗り換え。ちょうど内回りが停車してたので乗り込む。「循環」の行先表示が新鮮だ。どう環状化したのか興味があったが駅すぐの交差点から駅前通に入る。信号待ち時間が長い。通常の路面電車は道路中央を走るが駅前通では歩道側にそれぞれ軌道が敷設されている。
西4丁目電停は従来の南1条通から駅前通側に移動していた。ササラ電車も見て見たいが雪は降ってないので出動はなさそうだった。
1周したかったが別のミッションもあるので1つ先の西8丁目で下車し外回りですすきの経由札幌駅まで戻った。
札幌市電環状化区間乗りつぶした後は今回のツアーの最終ミッションである3月で廃止となる石勝線の東追分駅と十三里(とみさと)駅の降りつぶし。18きっぷ期間の混雑を避けるため荒天リスクはあるがこの時期に決行する。

本数少ないため下りの順目ではなく特急スーパーとかち1号で新夕張まで行先4分で接続の上り普通列車に乗ることにする。駅弁を買いこんで朝食。追分の手前で室蘭本線の普通列車とすれ違うが日高本線用の車両だった。
新夕張到着が4分遅れた為に上り夕張支線ホームにいた普通列車はすぐに発車し乗り継げず。次の普通列車では遅すぎるので40分後の上り特急スーパーおおぞら2号で追分まで戻って下り普通列車を使うことにする。
普通列車まで1時間あるので隣の4km離れた東追分駅まで雪道を歩く。雪は深くなく靴は軽登山靴なので問題ないがスパッツを持ってくれば良かったと後悔。気温はマイナスで低いが風もなく快晴で青空と雪原が気持ち良い。交通量も少なく車道を歩いて速度を稼ぐ。
北海道の駅は両側にポイントの着雪凍結防止シェルターが設置されている。
東追分では車で来た撮り鉄が2名ほどいたが他の乗降客はいない。滝ノ上で特急行き違い待ちの間に降りつぶし。
車中撮り鉄の爺さん2人いたが十三里で降りる人は他にいない。
ホームでは車で来た撮り鉄1人。駅名標の横に誰が作ったか雪だるまがある。十三里で次の上りまで1時間半あるので手持ち食糧で昼食。
 
 下りスーパーおおぞら通過
列車に乗り込むと若い鉄が1人下車。車内にはさっきの爺さん2人がいて夕張まで行って折り返して来たようだ。
 夕張川を渡る
その次の列車が50分後にあるので川端でも降りつぶし。駅裏にボロボロの旧型客車が見える。客車型の建屋にUNITOPIA KAWABATA パークゴルフとあり破綻したパークゴルフ場のようだ。雪が深いので客車のそばまでは行けなかったがネットで調べたらスハフ44-11と27らしい。
次の追分行きに乗車するとさっきの若者がいて東追分で降りて行った。追分では1時間待ちで特急スーパーとかち8号に1駅乗車し南千歳で下車。飛行機までまだ時間があるので降りつぶしのため千歳線植苗駅まで往復。
飛行機は低気圧発達の強い向かい風の影響で30分ほど遅れて関空に到着。北海道では翌日から各線運行障害だったので助かった。

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