2012年7月25日水曜日

増毛紀行 その1 半家へ

ついに敢行。留萌線の終点、増毛に行くのに起点をわざわざ予土線の半家にする人間がかつて何人いただろうか?
大阪から半家に行くにも6時間以上かかるため北海道からの帰りを飛行機にしても夜出発プラス3連休でギリギリの行程。日の長さを考慮したら7月の3連休を使うしかない。途中の余裕を持たせるため1日有休を付けることにした。
 経由が手書きで追加された窓口職員泣かせのきっぷ。趣旨からして半家行きの切符を作ってもしょうがないのと窪川・若井間は土佐くろしお鉄道で前回は発券できなかった記憶があり、行きは窪川までの切符。

7月13日まず半家に行かなければならない。九州が大雨被害で運休になってたりしたので気をもむが天気予報で四国はなんとかなるだろうと判断し決行。
予土線の連絡だけ考えれば新大阪7:58発ののぞみ97号で良いが途中下車をするため6:00始発のみずほ601号にする。新大阪のホームが21番線に変っている。
 乗車口表示機から風が吹いてきて有難い。
6:45 岡山着
7:08 岡山発の南風1号に乗換え。
  宇多津で高松からのしまんと3号を2両後ろに増結。
多度津でフリーゲージトレインの試験車を発見したが座席反対側で撮影できず。帰りにも見えるかなあ。
土讃線に入ってレールの継ぎ目のガタンゴトンのリズムにカーブの振り子の揺れが加わりディーゼルエンジンの通奏低音とにおいも相まって早くもトレインパッセンジャーズハイに近い感覚が起こり気分高揚してくる。
8:05 琴平着、途中下車。次の南風3号までの時間待ちの間、琴電に少し乗ることにする。
 琴電の駅はJRとは離れていて少し歩く
 こんぴらさんのマル金マーク
 京急車輛とは珍しい
8:13 琴電琴平発
 
 近代化産業遺産の土師器川橋梁を渡る
 同じく産業遺産の綾川橋梁を渡ると滝宮だ
8:33 滝宮着
 近代化産業遺産の駅舎。横ではおばちゃんが魚を売っている
 次の下りで戻る
8:42 滝宮発
 やってきたのは100周年記念ラッピング電車
 マスコットはイルカ
JRの駅に戻る。
 JR琴平駅舎。駅前に石灯籠が並ぶ。
  シゴハチの動輪
  JRの駅舎は登録文化財
 いたる所にマル金マーク
 ホームには風鈴がぶら下がっている
 ホームの洗面所は♫こんぴら舟舟〜の舟形
9:54 琴平発 南風3号
 アンパンマン列車だ
 車内天井
前回(ツール・ド・四国 土讃線)普通列車でスイッチバックした坪尻、新改は特急は真直ぐ素通り。
  岡山駅で買った駅弁で早めの昼食
高知で11:29〜11:39の間10分停車
 
駅は高架なので市電が見える。
 旭駅
 須崎を過ぎて海が見える。前回(ツール・ド・四国 土佐くろしお鉄道)中村から高知までは暗くなっていたので窓外をじっくり見る。
12:47 窪川着
 今度の予土線は海洋堂ホビートレイン
 カーテンも座席も恐竜柄
 フィギュアの展示ケース
13:28 窪川発
 キハ32 9
 川奥信号所で列車交換
 沈下橋
車内アナウンス録音の背景をどうしようかと思ったがフィギュアの中に鏡の国のアリスがあってチェスの騎士とハンプティダンプティ(ゆでたまごだからツルツル頭は当たり前か)
がいたのでピッタリだ。
 「次はハゲ〜」「誰がハゲやねん!」
 「まもなくハゲ〜」「もうハゲとるわい!」
14:18 半家着
途中から他の乗客が居なくなっていたので降りるのはやや気が引ける。
 雨が降っている
 降りたは良いが次の列車まで1時間37分もある。
 1日後なら夏季のトロッコ列車だったようだ
 ホームはすごい上にある。
 下に駅舎でもあるかと思ったら看板のみ
 建物財産標によると昭和49年2月築の上家
 トイレに行ってみたら蜂の巣が。大事な所を刺されては大変なので我慢する。
 大雨となる。列車運行情報を確認すると予讃線の海線は運転見合わせになっている。正気になると俺は一体こんなところで何をしているんだという思いが湧いてくる。前後の線路が土砂崩れで塞がり半家に閉じ込められたらどうしようと不安になる。
幸いそのうち雨は小降りになり列車運行情報でも予土線は何も出ていない。
 ダム放水のお知らせ。さっき見た沈下橋は水没するのだろう。
 窓ガラスに蝸牛が現れる
 ようやく次の宇和島行きがやってきた
15:55 半家発 4825D
乗込むと他の乗客はいない。
半家よさらば、また予土線に乗ることはあっても半家で下車することは2度とないであろう。さあ、いよいよ増毛に向けた旅の始まりだ。

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