2015年1月24日土曜日

安房森林軌道

11/22-24の3連休は会社の山部の屋久島遠征。鹿児島空港での乗り継ぎ待ちが3時間もあるので地図を見たら意外に近い肥薩線の100年木造レトロ駅舎の嘉例川にジャンボタクシーで部員を引率。予約時に乗務員との待合せのプラカードに何と書くかわざわざ聞かれたので「野呂哲三と行く肥薩線木造駅舎ツアー御一行様」にしようかとおもったがさすがに恥ずかしいのでありそうな名字の「山部鉄子様」にしてもらう。嘉例川駅は3回目。過去2回(肥薩線 国鉄色気動車 準急やたけ参照)は列車停車時間中の下車だったが今回は1時間強の滞在で普通列車2本と特急はやとの風を見送った。ななつ星が停車するようで停車位置の目印ができたのが前回までとの違い。
 まだ弁当売り場も設置されずスッキリとした駅外観。
  ななつ星。生で見てみたい。
 都城からの4227D隼人行き
 4227Dの折返しの4224D都城行き

11/23は縄文杉トレッキングツアー。登山口の荒川口から大株歩道入口まで日本で唯一現役の安房森林軌道のトロッコ道を歩く。現役と言っても森林鉄道としての役目は終えトイレの清掃等登山道の維持管理が目的。残念ながら走ってる姿にはお目にかかれなかった。ドクターイエローみたいなものか。
ガイド付きツアーで往復11時間の歩行のうち5時間半はトロッコ道で軌道を大っぴらに歩くのはメチャ楽しい。平均40‰の勾配を登って行く。「徐行 砂」「減速」「警笛」といった標識が白杭で打たれている。数字が一切ないのが一般の鉄道とは違っている。登山道の手前に行き止りの分岐があり機関車の方向転換の為のデルタと分かる。非常にコンパクトで感心。実見するのは立山砂防以来2回目。使ってないので携帯トイレの簡易テントがあるのが残念。朝は夜明け前で暗く分からなかったが帰りはギリギリ日没前で放置され錆び付いた機関車や車庫内の車両を見れた。また来る場合は石塚線の廃線跡を辿ってみたい。
運転免許は林野庁の管轄らしく今の運転士さんが引退したら後継者がいないらしい。なんとかならんもんか。


 夜明け前の荒川口車庫
 素掘りのトンネル
 かなり高く明るい時に下を見たら怖い
 石塚線分岐
 小杉谷橋手前のトロッコ走行警報機
 朝日の当たる軌道は美しい
 木橋を幾つも通る
 徐行 砂の標識。スピード制限表示ではないアナログ感がたまらない。
 別の線への分岐と思いきや 
 行止りで方向転換の為のデルタとわかる。携帯トイレの簡易テントが無粋で残念。
 ポイントも残っている。帰りにガイドさんに代わって解説したので次回からのツアーではネタになっているはず。
 大株歩道入口の橋
 橋脚
 行きはショートカットして通らなかったが帰りはトロッコ道を下り小杉谷線踏破。上流と下流に橋があり趣がある。 
 警笛
 木橋二号 
 小杉谷橋
 トロッコ通過時の待避場所
 水避けシェルター
 朝は暗くてわからなかった放置され錆ついた機関車
 トイレ運搬より登山道整備とした方が良いように思うが
 橋を渡れば荒川口はもうすぐ
 左は屋久島電工専用線。日が長ければそのまま下っていきたいところだが 
 登山道補修用の丸木。森林鉄道時代を偲ばせる
 
日暮れ前に戻ってこれたので留置されている車両を見ることができた。

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